猪上さんの仕事場 (刺繍)

本日、19日(水)からの “縁・ぐるぐる展” の多摩地区メンバーの荷物を集荷に走る・・・

  先ずは “たまりば” にも籍を置く 江戸刺繍の
  猪上雅也  氏の お宅兼仕事場へ。

  ← やはり 細かい、繊細な仕事の為 強い照明が・・・

  今回は、次の集荷に青梅まで回らなければならず
  時間が無かったので、ほんの少しだけ見せて頂く。


   
 ↑ 生地の表から針                    ↑ 生地の裏から針が返って来る 
今回のは “紋” を入れてるそうです。  針を生地の上 (表) から刺すのは、まぁオレでも出来そうだけど、
生地の裏側から想ってる場所に刺すのはなかなか容易じゃない・・・  やはり経験だろうか???

オレ等の仕事とは違って、数センチを刺す?のに 物凄い時間が掛かる 根気の要る大変な仕事。
時間があればイロイロ質問したい事があったのだけど、次の集荷へ回らなければならず 今回はほんの少し
見学させてもらっただけ・・・   もっと時間の有る時に詳しく?御報告・・・   今回はこれだけ。
(そのうち 氏のブログでも刺繍のイロイロな記事が出るかもしれないので お楽しみに!)


その後 鷹取麻利子さんの お宅兼仕事場にも行ったんだけど、想いの外 道路が込んでいて とんぼ返り。
オレもまだやらなければならない事が山積してるので、まるで仕事場を見せてもらう時間も無く返って来る。

また、仕事場見学は、時間のある時にユックリと。  その時にまた御報告します。  今日はこれまで!


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2011年01月16日 Posted by 染師 麗 at 00:14見聞録

先輩・藤森さんの工房

現在 BERG ギャラリーにて 展示会中 なんだけど、搬入・飾り付けを終えてから ずっと気になってた
先輩・藤森さん  の工房を訪ねて来ました。   (見学を快く迎えて頂きました)


  ← これが 藤森氏の仕事場。   本栖湖のすぐ傍。

  こ・こ・これが “仕事場だけ” なんて、シンジランナイ・・・
  (お住まいは、この仕事場のお隣に)
  更に驚く事に この工房 御自身で造られたそうです。
  (ログハウスとか2×4とかの勉強もされたらしい)
  ただただ す・ご・い! としか言いようが無い・・・

さて、仕事場の “箱物” に圧倒され しばし “スゲ~!” と見て周り その後 肝心の 仕事場見学へ。 

  
仕事場内部は 上がり部分 と 土間部分 に分かれていて ↑ は、机仕事等をする 上がりの部分。
こちらでは 着物を4つに分けて張って 染めたりもするそうです。  (3つでもいけそうだけど・・・)
この部分だけで 仙人様の “貧しき仕事場” より ひ・ろ・い!

  
↑ 藤森氏の 机周り と その対面    (こちらで展示会も開催されたそうです)
御自身で仕事場を建てたくらいだから、いろいろな工夫・細工が随所に。
蝋鍋を置くヒーターにもスライダック?を使って節電?  トレースをする際の電球の明るさ調節にも。
そんなこんなをイロイロ教えて頂いたり、こちらの情報等 仕事の話に花が咲く。

  
↑ 土間部の端にある 水場周り    現在 “煮染め” を研究されてるそうで施設も充実。

仕事場を見せてもらうと その人がどれ位 “仕事” に対して真摯に向き合ってるかが良く分かる。
氏はイロイロな事に “データー” を良く取っていて、それにも感心させられました。
修行期間は3年ほどだったそうですが、染や絞り等々を その後に独学で勉強されたそうです。
やる気のある奴は、教えてもらわなくても自分で研究するんですよネ。  つくづく思った。

イロイロ話をしたり、美味しい御飯を作って頂いて御馳走になったり、お土産まで頂いたりして・・・
ホント 至れり尽くせりで御世話になって、早く失礼するつもりが 大幅時間オーバー・・・
もっと時間が有ったら 酒など酌み交わしながら 話は尽きないのになぁ・・・   (迷惑だってか)

何はともあれ イロイロな工房が こんな感じで “見学” を受け入れてくれればイイのに 実の所は
了見の狭い 貧しき工房 が多いのが現状のようです。  (まぁ冷やかしのような見学者も居る様なので・・・)



藤森大兄 貴重なお時間を割いて頂き 有意義な時間だったです。  どうもありがとうございました!
  (早くブログ・HP等創って下さい)


オレは これから BERG 第2ラウンド へ行ってきま~す!  (今日20日・明日21日は会場に居ります)


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2010年11月20日 Posted by 染師 麗 at 05:05見聞録

“花ずみ工房” で

“あーとらんだむ” での展示会が無事終って、それに伴うイロイロな雑用?に追われてる今日この頃・・・

昨日 次の展示会を一緒にやる (やらせてもらう)  鈴木和美 さんの工房に 打ち合わせを兼ねて
工房見学をさせてもらいに行ってきました。    (横浜に近い“大口”という駅から直ぐそば)

お邪魔して、工房を拝見するなり 仙人様 羨ましくてヨダレ?が・・・
まだ新しく、明るく、綺麗で、染場も広く 仙人の仕事場とは大違い・・・
今まで 数件お邪魔させて頂いた工房の中でもトップクラスですね。  (あまりの良さに全体写真を撮り忘れ)


さて、仕事場の紹介を・・・

  ← 広い仕事場の片隅に 畳が敷かれた
  “友禅” など 机仕事をする一角。

  手前に “下絵写し” やら “友禅” をする
  こじんまりとした 友禅机。
  (現在ガラスが置かれ “下絵写し” の出来る状態)


  ← “友禅” をする時は こんな感じで
  下にヒーターを置いて 机部分に網を張っての仕事。
  (机部分に網があると生地の余分な部分が下に垂れて
   ヒーターで焦がしてしまうという事が防げるんだ)
  彩色の染料等の小物類は 写真奥の 棚のような机に。
  (彼女の師匠のところがそんな感じだった)


  ← “友禅” のセットアップ  (誰だこの児は???)

  ヒーターが鎖で吊られ 宙 に浮いてます。
  友禅をしてる際に 足元でヒーターが邪魔なのだそうで
  彼女の 良い仕事への “工夫” です。
  (オレの場合 彩色の染料は机の上に置きますが
   彼女の場合 ↑ 写真の様に他の机があります)

  ← “机仕事の一角” の端。

  奥に2本立っているポールから 反対側に立っている
  ポールの間に 生地を張って “引き染め” が
  出来るようになってます。
  着物一反を 2分割 で張れる広さです。
  (オレの仕事場は3分割でやっと)

仕事場の全体写真をスッカリ撮り忘れたので、全体像が分かりませんが チャンスがあったら次回また。

  オ・マ・ケ

  ← 彼女も自分で “引き染め” をするので、染刷毛が。

  大抵の仕事場では 引き染めは他所に外注してしまいますが
  彼女は自分で。  “蒸し” もオレと同じ 簡易蒸し器 があった。
  仕事全体を自分で手掛ける 鈴木さん を 是非応援して下さい。

彼女は HP や ブログ をやってないので、興味があったら 是非 展示会へお出掛け下さい。
週中頃は会場に居ないようですが、土・日 には必ず居りますので 話など聴きに是非どうぞ!


仕事場の写真掲載を快く承諾してくれた 鈴木和美さんに 感謝!



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2010年04月23日 Posted by 染師 麗 at 11:22見聞録