終了・・・

  苦戦していた 染工程 も無事終わり
  ← 蝋取り・蒸し・水元 が終わって。   (ドライを残すのみ)

  どうにか 人様に観て頂ける様になった   ・・・と想う。

  ・・・ただ、決定的な事には “画が下手!”
  これは 致命的な事かもしんない・・・   まだまだ精進せねば!

  当面 こいつはこれで お・し・ま・い!    オ・ツ・カ!
  上がりは 是非 “あーとらんだむ” に観に来て下さい。

これで終わりではなく、これから今年の “あーとらんだむ” の制作が始まる・・・     キビシ~!・・・

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2011年02月24日 Posted by 染師 麗 at 22:21訪問着 “咲乱”

手直し

さて、“上がり” がピンと来ないは、時間がないはで、凹んでおったのですが、そんな時は ドタマ(頭)が
かなりの 高速回転?をしているようで、 “ ! ” と 染の神様のお告げ が聞こえて来ました???

とりあえずは ドライ をして 生地の蝋分を洗ってやらなければ、次の仕事に掛かれないので
昨日 “手洗い” にて ドライ をやっつけて、乾燥後 一度 水元 をしておいた。 ・・・ので、朝から再出発。
 

  ← 先ずは 淡いピンク (化学染料) にて “めひき”

  (“めひき” というのは 柄などを蝋・糊等で伏せずに
   全体的に 染料を引いて染める事を言います)

  その御蔭で、それまで気になっていた 朱の部分が
  だいぶ気にならなくなってきた。

ここのところ 天気が良い日が続き、引き染めをしても 生地が乾くのが早くて助かる。
御蔭で 本日一気呵成に 再出発 第2工程まで進む。

  ← 桜 の部分を “白蝋” にて 堰出し して
  (普通はパラフィンとかワックスを使用しますが)
  その後 堰出した部分を ドライヤーで あぶって蝋を溶かして
  堰出しの 際が カクン・カクン とならないように ソフトに
  地色と馴染むようにしてから 最終地色を染めます。


 → 
 ↑ 蝋を置いて                       ↑ ドライヤーで溶かして

その後に 最終的な “地色” を 引き染め
今回の地色の染料は ここまで来る間に “鉄” で一度媒染してるので、その影響が出るはずだから
いつもより化学染料を多くして (今回はグリーン) それに 矢車&渋木 を混ぜて 色創り。

引き染め後 “地色と蝋の際の部分” を丁寧に面倒を見てやる。   (染料を摺り込んでやるような感じ)

これで 再出発の工程は 無事終了!    天気が良かったので 一日で上がってしまった。

後は 蝋取り・蒸し をして巧く行けば良いのだが・・・


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2011年02月23日 Posted by 染師 麗 at 23:02訪問着 “咲乱”

想定外・・・

  ← 蝋取り・蒸しが終わったのですが・・・

  地色が発色してなくて チャコールのまま・・・
  少々気になってた 朱の部分が キツイ・・・
  いったい どうすりゃイイんだ???
  頭を抱える 仙人様であった・・・

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2011年02月21日 Posted by 染師 麗 at 21:21訪問着 “咲乱”

無線刺し

  ← 最終的な 地色 を染め終えて

  “蘇芳 × アルミ” で 蝋を置いた部分の
  ピンク である部分が 朱 なのが 気になる・・・

  “蝋のかぶり” はなんとなく調子良さそう・・・


  ← 最後のお仕事?

  木 (ぼく) 部分を “無線刺し”
  図案を確認しながら 間違えの無いよう注意!


  お・つ・か!

  かなり飛ばして 無事終了!
  後は 蝋取り・蒸し・ドライ・水元を残すのみ。



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2011年02月20日 Posted by 染師 麗 at 22:20訪問着 “咲乱”

ドライヤーあぶり&染 2

アルミ媒染が終わり、白蝋で点々を置いて・ドライヤーであぶり・染める の繰り返し。

 → 
 ↑ 蝋を置いて                       ↑ ドライヤーであぶって

  ← 鉄で媒染

  その後 また蝋で点々・ドライヤーあぶり
  最後の “地色” の引き染の準備。


  ← 最終的な “地色” を模索中

  同じ染料で 同時に染めてきた 試し裂にて “試し染”
  (勿論試し蒸もして出来るだけ最終と同じになるように)
  今回の地色は 深緑っぽくしたいので、少々 化学染料 を混ぜる。

いろんな方に “天然染料と化学染料を混ぜても大丈夫?” という質問をされます。
理論的な事は 良くわからないのですが、オレが今までやってきて 特に問題は無いようです。
 (たまに媒染剤に化学染料を少々混ぜる事もあります)

  ← 最終的な地色を染め終えて

  “蝋のかぶり” が、どれくらいか?
  地色は現在チャコールだけど発色するのか?
  そんなこんなを ビビっております・・・


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2011年02月19日 Posted by 染師 麗 at 22:44訪問着 “咲乱”

ドライヤーあぶり&染 1

  やっと置き終わった 蝋 (白蝋) を 今度は ドライヤーを使って
  ← “あぶって” 溶かしてやるんですネ。

  ところが、これが想いの外 時間が掛かる・・・
  着物 一反分 溶かすのに 約3時間・・・   (マジかよ~・・・)



  ← 昨日までの 蝋を置いた状態

  蝋が一度だけ置かれてる部分、重なってる部分、
  蝋が置かれて無い 隙間 の部分が混在。

  それから・・・


  ← ドライヤーであぶって 蝋を溶かす

  今回はいつもと違って かなり蝋を溶かし込む。
  蝋の隙間が 溶けて埋まってしまったり、隣の部分と
  繋がってしまったりするのだけど、それなりに濃淡が残り
  なんとなく “寝ぼけた” 感じに。  (エッジの無い感じ)


その後 いよいよ “染” に取り掛かる。

  最初の地色は 淡蘇芳 × アルミ の “淡いピンク” で行こうと
  想ってたのだけど、試しをしてみたら 少々 黄味が強かったので
  化学染料の ピンクを少々 淡蘇芳に混ぜて 地色の 引き染め。
  (蘇芳 × アルミ だと サーモンピンク って感じの色味)


  ← “半乾き” になるまで 蝋の上 の染料を面倒見てやる。
  クルクルと円を描くように 蝋に染料を “摺り込む” ような感じ。
  染料を引いたばかりの時は 蝋の上の染料の粒が大きいですが、
  半乾きになる位まで (2~30分) 丁寧に面倒を見てやると
  半乾きになる頃には 染料の粒が小さくなります。


引き染をしたまま 蝋の上の “染料の粒々” が大きいまま残っていると 染め上がっても残ってしまいます。
初回の染料が乾くまで ジックリ丁寧に面倒を見てやると それ以降の 染 が楽?です。

その後 アルミ媒染 をして、更に 蝋置き・ドライヤーあぶり・染という工程が続く・・・


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2011年02月18日 Posted by 染師 麗 at 23:18訪問着 “咲乱”

白蝋置き 3

  眼はチカチカ ・ 腰はガキガキ ・ 肩はコリコリ・・・

  3日間を費やして 第一段階の “蝋置き” が終わる。
  ← 背中の部分を併せてみて あまり差が無いかを確認。
  その他の部分も 大雑把に確認して これで GO!

  いよいよ 明日は ドライヤー で “あぶって” 染に。

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2011年02月17日 Posted by 染師 麗 at 22:17訪問着 “咲乱”

白蝋置き 2

  点々蝋置きは続く・・・    (六根清浄・・・)

  今回 図案は “アタリ” といった役目のみで
  仕事は 実際に生地の上で 様子を見ながら
  やっていかなければならない。
  ・・・なので、出来る限りは隣接する部分を傍に
  見ながら 仕事に掛かるのが ベ・ス・ト!

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2011年02月16日 Posted by 染師 麗 at 23:34訪問着 “咲乱”

白蝋置き 1

  さて、いよいよ 本チャン に掛かり始めたら 雪・・・
       (仕事場に泊り込んで頑張る)
  ← 今回の 蝋置きの相棒は 蝋筆ではなく こいつ。
  アイ花のアタリは一応の目安で、全体を見ながら
  調子をとって 蝋で点々を・・・    (六根清浄・・・)
  友禅伸子に張っての仕事とは違って、張りっぱなしなので
  一日目で腰はガチガチ・・・  目はショボショボ・・・

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2011年02月15日 Posted by 染師 麗 at 23:23訪問着 “咲乱”

下絵写し

  試し染も なんとなく イイ感じに行って いよいよ本番に・・・
  図案を もう一度描き直して アタリの “下絵写し”
  (今回はほとんど仕事をやりながら様子を見るようですが・・・)

  ← 下絵を写して “合い口” の確認。
  いよいよ明日から仕事に掛かる。  巧く行ってくれよ・・・

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2011年02月13日 Posted by 染師 麗 at 22:18訪問着 “咲乱”