修羅 6

染め工程での実質的な最終作業 工程 8 へ・・・           工程表

修羅 6  最後の工程 “重クロム酸カリ” を ぼかす

  ← ボカシの時の基本? 霧吹きでボカシ口に霧を吹く。
  この時 蝋の上に水滴がドンドン溜まるので、他へ流れない様に
  雑巾などで 蝋の上の水滴を時々拭いてやる。

修羅 6
  ← 出来るだけ細かい霧で 乾いてる部分との境を滑らかに。

  今回 炎の部分には 重クロム酸カリは染めずに地色のみに。
  (地色を“黒”に、炎の周りを少々淡く)

修羅 6
  ← 今回 それほど大きなモノではないので 霧吹きで
  湿った部分に “刷毛を下ろし始める” って感じで染めて行く。
  (炎の周りの湿ってる遠い部分から徐々にボカシたい辺りまで)


修羅 6  ← 全体を一度染めたら 水分を補ってやる。

  刷毛で染めた方が どうしても水分が多く、乾いていく間に
  水分の多い方が 少ない方に押してくるので ボカシた両方の
  水分量を 同じ位にして置くのが肝心。

修羅 6  半乾きになるまで ボカシ口の面倒をみながら・・・

  ← 乾いて 染工程 は無事終了!   お・つ・か!

  毎日暑いけど ドンドン乾くので作品制作には良いかも???

修羅 6
  ← 白蝋を置いてから ヘマチン → ノアールナフトール → 水
  更には 蝋の上を雑巾で拭いたりしてるので 蝋はボロボロ。

  夏なので 蝋の染料の被りも多いかと思われ 少々 し・ん・ぱ・い!


最終工程 9 へ・・・      蝋落とし(脱蝋)です。

修羅 6  ← 先ずは アイロンで出来る限り 蝋をワラ半紙に吸い取る。

  全体が濃い色の場合 “新聞紙” の方が 大きくて 蝋取りの
  効率が良いのですが、今回は “白抜き” 部分があり
  下手をすると 新聞のインクが写ってしまう事があるので
  大事を取って ワラ半紙で 蝋取り。
修羅 6
  本来 “三度黒” は 蒸しをしないで、すぐに 水元なんだけど
  (蒸しをすると生地が硬くなったり赤っぽくなったりするので)
  今回の 最初の地色の 蒸しをしていないので 蒸しへ。

  その分 重クロム酸カリの 濃度 をやや薄めにしてあります。
修羅 6
  ← 蒸し・水元 と終って 後はドライを残すのみ。

  ドライ上がりまで少々時間が掛かりそうですが、上がったら
  また 報告します。    お付き合い ありがとでした!


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2010年09月06日 Posted by染師 麗 at 23:23 │修羅 タペストリー


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