福寿の袱紗 糸目

福寿の袱紗 糸目  展示会の区切りが付いて、次に向かう時は
  図案を描き初めるとこ (何も無い状態) からのスタートなので
  図案のネタが思いつくまで “廃人” のような暮らしなんだけど
  釉美屋さんの京都展に出品する小物の制作のお陰で
  ウォーミングアップが、順調にいってるって感じ・・・


   ・・・現在 袱紗の 糸目 に掛かっております。

福寿の袱紗 糸目  福寿の袱紗 糸目
↑ こんな感じで仕事中                 ↑ 手元はこんな感じ

上の写真は普通のゴムのりを使ってるんだけど (糸目が白で残る) 他に色ゴムのりのヤツも作るんだ。

福寿の袱紗 糸目
↑ こいつは普通のゴムのりに染料を混ぜてあって、ドライしてゴムのりを落としても糸目に色が残るんだ。
オレが師匠のところに入った頃は、染料店で売っていたのだけど
見た目の色に上がらなかったり (細いので周りの染料に影響されたりする)
トラブルがあったようで、今ではお店では売っておらず自分で作らなければならないんだ。

普通のゴムのりなら割と短時間で乾くのだけど (揮発油分が飛んで)
色ゴムはなかなか乾かず いつまでもベタベタしていて (染料とゴムのりを混ぜるオイルのせいだと思う)
手にくっついたり 他の部分に打ち合ったりするので、いくつかを並行しながらやってるんだ。


最後に 揮発地入れ をして、今回は “友禅” をやるので 地入れ をカマす。
福寿の袱紗 糸目

   そんなこんなで社会復帰中・・・    チャンチャン!           じゃ!


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2008年09月18日 Posted by染師 麗 at 22:44 │福寿の袱紗

この記事へのコメント
私の子供の頃 八王子は染物屋がたくさんあって、川といわず農業用の小川で洗い、  それを干す姿に風情がありました。

亡母の実家が “鯉幟屋"で染める過程をよく見ていましたが 糊で線を描く写真を拝見し 懐かしさを感じました。
Posted by めたぼん at 2008年09月19日 09:32
めたぼん さん
はじめまして。  ヨ・ロ・シ・ク!
八王子は絹織物の町ということで有名でしたよね・・・
今は、あまりそちら方面は活気が無いようですが・・・  残念です。
鯉幟屋さんですか。  オレもTVで見たことがありますが、似たような工程だと思います。
糊は “まのり” を使ってると思いますが。
子供の頃に観ていたものって、ものすごく記憶に新鮮に残ってるんですよネェ。
鯉幟を染める工程、観たかったです。
Posted by 染師 麗 at 2008年09月19日 21:50
おひさしぶりです。

作品創り順調に進んでますね♪
作品をつくられてるところを見ると私もしてみたくなりますが、
したこともない私がそう簡単にできる作業でもないので
手を出せませんが・・・ シ・ナ・カ~!

スイッチ壊れてしまったのですか、私もパソコンが壊れかけてます・・・コメントしようとするたび急に電源が落ちたりで、ヒヤヒヤしながら書き込んでます(笑)
買い換えるにもお金が・・・ 二度目のシ・ナ・カ~!
では、また♪次回の更新楽しみにしています。
Posted by なまず at 2008年09月20日 10:29
なまず さん
いつもありがとです。
面白そうだったら、出来る範囲でやってみるのもいいかも?です。
何かわからない事あれば、非力ですが教えられる事は何でもしますので。

パソコン危ないですか・・・ 
若い人がお金が無いのは、世の常ですが、ジジィになってお金が無いのは キ・ツ・イ!
でも、好きな事やってヘラヘラ暮らしてるので 何の文句もありませんゼ! 
(だからパッとしないんでしょうねぇ・・・)

東京も やっと秋らしくなってきました。   頭も動き出し これからまた楽しみだ。
Posted by 染師 麗 at 2008年09月20日 10:56

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