Mマークのダチと・・・ (カヤシマ)

今を遡る事 30年前・・・    仙人様も まだジジィではなく “若者” と呼ばれてた頃
某 “M” のマークのハンバーガーショップでバイトをしてた頃 よくツルんでた ダチ と 昨日
カヤシマ で飲み会・・・


 勝手知ったる お店 が在るっちゅうのは いいやねぇ~



 ↑ 昔の お兄~さん・お姉~さん (宴の真最中)
懐かしい話に花が咲き ピッチもグングン加速!   (ヤッパ本日 二日酔気味・・・)

さて、また仕事に精出すか!

吉祥寺に出たら カヤシマ に寄ってみてチョ!
昼は おいしいランチで。 晩は イロイロなお酒で。
お店のスタッフは感じの良い人たちばかりですゼ!  是非どうぞ!





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2008年07月20日 Posted by 染師 麗 at 20:26ダチ&御近所の宣伝

リペア (カビ1)

呉服屋さんの女将さんみたいに毎日着てれば カビ なんて関係ねぇんだけどね・・・

創った端から売れていけばカビにやられるなんてこたぁねぇんだけど、どうもオレの仕事場の居心地が良いらしく
なかなか “お嫁” に行ってくれないんで この時期 管理が大変・・・   (エアコンもねぇし・・・)

以前の作品写真撮影時に “トラブル” を発見したやつを “リペア”  (本人もリペアしなくちゃなぁ・・・)


↑ コイツは着物  たたんであった胸の部分が一番 ヒ・ド・イ!

  
↑ コイツラは帯  巻いてある一番外側      もうウレシクなるなぁ・・・

帯はそのままリペアに行けるんだけど、着物は仮縫いしてあるので一回バラして元に戻す

  なかなかお裁縫上手な仙人様 
  (↑自画自賛・・・)

  こいつは おくみ・えりの部分の裏側

  ここでチョット関東・関西の違いでもひとつ・・・



  
↑ 生地の表                       ↑ 生地の裏

こういった感じで生地を縫う事をオレラは “ハヌイ” といいます。 (字はわからない 端縫い?)
この縫われた ミミの部分が “関東では生地の裏・関西では生地の表” に出ます。  (大体)

関東 : ミミが生地の表に出てると 引き染 をする際 刷毛の染料がミミにはねられ
      思わぬ他の部分にシミを付ける可能性がある
関西 : 最後に湯斗しをする際 湯斗しの機械のテンターの内側にミミが入って
      綺麗に上がらない (チョット専門的でわかりにくいと思いますが・・・)
      (アイロンを掛ける時ミミのある方を上にして掛ければ綺麗にいくけど
       ミミを下に掛けるとボコボコな仕上がりになるといった感じ   わかるかなぁ・・・)

まぁ外にも理由はあるのでしょうが、大体 関東・関西で違いますねぇ。


さてハヌイが終ったら 水元 でカビを コノコノコノコノ・・・・と洗ってやります。
その後 柄が “打ち合う” 心配が無かったら脱水機で絞って 張り手 に張って乾かして 
リペアの準備の終了。  これから状況を見て、どういう風にリペアするか考えます。         じゃ!


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2008年07月12日 Posted by 染師 麗 at 10:24仕業中

リペア (打ち合い1) 

ここ2~3日 過ごしやすい日が続きますね・・・

けど、湿度が高く 着物・帯にとっても キビシー季節 到来! (オレも苦手な季節・・・)
普通の 着物・帯 でもそうなんだけど、オレは天然染料を使ってるので 特にこの時期を上手くやり過ごさないといけないんだ。
エアコンの無い 我が貧しき仕事場では、夏の間 “図案を考える” といったクリエィティブ?な事は無理・・・
だから 作業といった感じの あまり頭を使わなくていい仕事がこの時期多いんだ。

生きてる染料     ←ホントそんな感じの出来事なんだ。


↑この写真は背中の部分なんだけど 柄が右下から左上に向かってあるよね。
画面中央を横切る部分を線対称で 下側の生地にうっすら上側の模様が写ってるでしょ。


オレもホント初めての経験なんで “ビックリ!”
かなり長い間 放って置いたので たたんでおいた部分の柄が 打ち合ってたんだ。
こんな事 化学染料じゃ ほぼ在り得ない。
・・・多分 地色の部分、柄の部分の媒染材の違いによるものと思われるんだけど。
でも ス・ゴ・イ!  ホント “生きてる” って感じ。  (だからその分メンテナンスも大変なんだよね)

・・・ビックリ! はともかく これじゃ商品にはならない。   って事で リペアしなきゃ。


オレの狭い仕事場では 到底着物一反を張る事はできないんで
袖・身頃     袖・身頃     おくみ・えり    の3部分に分けて

先ずは 基本的に水元
  
リペアする時の 第一の工程 “水元” なんだけど ↑ 媒染材による撥水でなかなか水に馴染まない。
これも天然染料によるもんなんだよね。    まだまだ勉強させられる事がいっぱい出てくる・・・

・・・水元も終って さてこれからどうしよう。  染め替えるか それとも・・・

着物・帯 お持ちの方 この時期ご注意下さい。
湿度の低そうな日に 虫干し してやったり エアコンで湿気を抑えてやったり 面倒見てあげて下さい。
面倒見れば それだけ愛着も出てくるし 可愛がってやって!

それじゃ お気をつけて???                   じゃ!


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2008年07月10日 Posted by 染師 麗 at 10:16仕業中

看板のれん 上がり

さて、情けねぇ “黒” になってしまった ドアの看板のれん?なんだけど・・・

本来なら 白付け で白抜きした部分を 堰出し して赤を染めるつもりだったんだけど 予定変更


↑ “めひき” といって 上から染料で (今回は赤) 全体を染めてしまったんだ。 (化学染料のみで)
“黒” がしっかりしてれば、“堰出し” して 刺し すると 黒×赤 のカッチョイイ配色なんだけど・・・

まだまだ下手くそな修行中の仙人様でした。   チャンチャン!


もうひとつの 看板のれん は上手く行ってる。

白付けして染め抜いたのは ↑ こんな感じで裏から光が透過されると浮かび上がってくるようで 
とっても  ス・テ・キ!

ヤッパ “染” は こうじゃなきゃね!           じゃ!


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2008年07月02日 Posted by 染師 麗 at 20:44仕業中

急に甲府での展示会が決まり、会場下見やら DM製作準備やらで しばし製作ストップだった
オレの仕事場の “看板のれん” を再始動・・・

ありゃりゃりゃりゃ   ・・・情け無い  “黒”

“黒染” ってケッコー難しいんですヨ。  染屋さんとは別に“黒屋”さんが居るくらいなんだから。
・・・それにしてもこの頃 “黒” が上手く染まらない。

 → 
↑ 普通なら 蝋取りをして、“蒸し” に入れるんだけど 黒染 の場合は 蒸しをせずに 水元に。
(蒸しをすると生地が硬くなったり、茶っぽくなってくるんだ)
(黒染の技術は追って技術ブログにアップしようと思ってます←でもまだ人に教えられる腕じゃないね)
    
・・・まだまだ下手くそ!  修行中の仙人様でした。   チャン・チャン!          じゃ!


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2008年07月01日 Posted by 染師 麗 at 10:40仕業中