ダチの送別会

昨日、オレの小学校からのダチの送別会があったんだ。   (勿論カヤシマです)

  ← 小学校からの4人のダチ  “井ノ小 モンキーズ”

  外資系の会社に勤務の彼でしたが、今まで転勤は無く
  オレラ4人は無事に 地元で過ごして来たわけですが
  今回 彼が始めて “岩手” に転勤となりました。

    (さて、どの人がその“彼”なのでしょう?)

その彼とは いつもツルんでる 四人組とは別に 学生時代 “Mマークのバイト” でも一緒だったので 
そこでの仲間としても一緒でした。    今回 転勤を聞いたのが つい最近だったので Mマーク の皆とは
また別の機会に送別会・・・        まぁ、一生行ったきりではないので・・・

では、彼の明るい前途を祝して 恒例の三・三・七拍子~
それ、 チャッチャッチャ・チャッチャッチャ・チャッチャッチャッチャチャッチャッチャ!
パチパチパチパチ・・・・・・・・・・・・       早く帰って来て またイッパイ行こうジェ!


転勤と言えば “たまりば” からも たけたろパパ が上海に行くそうですね・・・    さ・み・し~!



  さて、先日の “春の嵐” で折れてしまった
  桜の枝を “保護?” しておいたら
  ← 見事に花を付けた。  凄い生命力!

  殺風景な 仙人の仕事場 にも花が咲いた。


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2010年03月28日 Posted by 染師 麗 at 22:22日々平安

雪月花 タペストリー 途中

  表裏の地色がちがってしまった タペストリー ではありますが
  “あーとらんだむ” まで時間が無いので 仕事を続行中・・・
  ← 一度ドライをして 糸目を引いて その周りを 堰出し
   (堰き出した部分も糸目を引いて彩色してしまえば仕事的には
   早かったんだけども そこは作者の “こだわり” っていうやつ)

  ← 蝋で堰き出してるので 彩色してる時 ヒーターに近いと
  蝋が溶けてしまうので、いつもよりヒーターから (机の下にある)
  離して 堰出しの蝋が溶けないように注意しながらの 彩色。
  (ヒーターを入れないで 泣き止めを多く入れての 彩色でも 可
   なんだけどそれだとイマイチ生地の裏まで染料が抜けないので)

  ← さすが根性の入った “刺し” (彩色)  生地裏までバッチシ
  抜けてますね! ・・・と 毎度の事ながら自画自賛。

  とりあえず 一区切りついたので 本日少々早じまいで骨休め。
  また明日から “頑張ろ~っと!”      チャンチャン!


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2010年03月21日 Posted by 染師 麗 at 19:59仕業中

むらさき橋サクラ 定点観察 ’10

♪ さくら めっけた! ♪   3月20日

サクラの幹に一輪だけ。  その他も 秒読み段階。

今年も オレの仕事場から見える “むらさき橋サクラ” の定点観察など イテコマシましょう。
少々 遡って 3月に入ってからの様子なんかも・・・    (’08 ・ ’09 もどうぞ!)

3月1日 (月) 今年も早いもので2ヶ月が過ぎた


3月9日 (火) 3月だって言うのに雪かヨ~


3月17日 (水) つぼみが随分 膨らんできている


3月20日 (土) フライング桜 見っけ~!       もうほとんど ↓ こんな状態
  


3月21日 (日) 春分の日  前日夜中 春の嵐    ↓ 蕾のまま枝が折れてるものも・・・
  


3月22日 (月) 東京地方開花宣言!          むらさき橋サクラ足踏み状態
  


3月23日 (火) 少々続いたポカポカ陽気から 幾分肌寒さが戻ってくる


3月24日 (水) 前夜から冷たい雨   気温もグッと下がる


3月25日 (木) 雨降りが続く   それでもチラホラ咲き始める


3月26日 (金) 雨は上がるが まだ肌寒い       しかしサクラはボチボチと・・・
  


3月27日 (土) 寒さが戻ってくる


3月28日 (日) お花見には まだ寒い・・・


3月29日 (月) 寒いけどボチボチとサクラ咲き始める


3月30日 (火) 日向は暖かいけど日陰は寒いという一日


3月31日 (水) 幾分暖かさが戻る   今年も1/3が終る


4月1日 (木) 桜満開宣言! エイプリルフール! ホント!


4月2日 (金) 前日から朝にかけて物凄い風


4月3日 (土) お花見日和???  満開!


4月4日 (日) 各地のお花見大会も さ・む・い・・・


4月5日 (月) 朝から雨が降ったり止んだり・・・    が、 桜 まだまだ頑張る


4月6日 (火) 今年の “あーとらんだむ” 始まる  桜チラホラと散り始める


4月7日 (水) 昼頃より雨が降ったり止んだり・・・


4月8日 (木) 桜の葉が目立ってきた今日この頃・・・


4月9日 (金) 井の頭公園の桜もマダマダ頑張っている


4月10日 (土) だいぶ暖かくなって春らしくなってきた


4月11日 (日) 少し汗ばむくらいの陽気に


4月12日 (月) 前日晩より雨 サクラかなり散ってしまう・・・


4月13日 (火) 今年の “あーとらんだむ” も無事終了&撤収


4月14日 (水) すっかり葉桜 緑部分が増えてきた


4月15日 (木) 寒い日と暖かい日が交互に来るって感じで本日寒い


4月16日 (金) さ・さ・寒い・・・  工事の方も御苦労様


4月17日 (土) 前日夜中に雪・・・ 朝うっすらと積もってた・・・ が、直ぐ解ける


4月19日 (月) 気候はすっかり春  まだ幾らかのサクラは残っているけど・・・
  


4月22日 (木) 東京地方開花宣言から1ヵ月経って・・・


5月22日 (土) 開花宣言から2ヶ月経って すっかり青葉


11月22日 (月) 開花宣言から8ヶ月経って すっかり枯葉



今年は、これでオシマイ!   では、また来年!  



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2010年03月20日 Posted by 染師 麗 at 18:18むらさき橋サクラ

表裏の染差

・・・さて、調子良く進んでいたと思いきや 人の心配をしてる場合では無い状態になってるのでした。

  ← 裏側からも ガシガシ染めたので まるっきり安心して
  張り手 から外してしまったら、な・な・なんと 生地の表裏の
  染まり方が違う・・・  (両面を蝋置きして染めた意味が無い)
  鉄媒染した時に たまにこういう事があるんだけど
  良く確認してから 外さなかった 自分のミス。

張り手から外す前なら まだどうにか出来たんだけど、外す時に蝋が割れてしまったので 再染は無理。
勿論 表側は良く染まってるので問題は無いが、それでは “普通の模様師” の仕事と変わらない・・・
生地の裏側も 表側とほとんど変わらない様に染まってなきゃ・・・  (特にタペストリーなんかは)
でも、もう時間が無いので とりあえずはこのまま続行。    チョット 調子くれていたのかも。


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2010年03月18日 Posted by 染師 麗 at 22:44仕業中

裏からも 白付け

  四日間も続いた 白付け が、やっと終った。
  ← タペストリーなので 裏からも 蝋を置いてる。

  こんなに長い事 “白付け” をしていたのは初めて。
  (ちっとは巧くなったかな???)

  ← 裏からも蝋を置いてるので  ガシガシ 染められる。
  しかし、生地の油気が多いのか 染料の染み方が悪い。
  ・・・ので、裏からも染料を引く。

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2010年03月16日 Posted by 染師 麗 at 22:44仕業中

白付け・・・

  図案描きに時間が掛かると思ったら やっぱし蝋置きにも
  時間が掛かる・・・ (当然ですね)
  蝋の置き方も “白付け”   更に タペストリーなので 両面置き。

  最後まで無事に 蝋を置き切れるのだろうか・・・    チャンチャン!

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2010年03月14日 Posted by 染師 麗 at 11:22仕業中

図案描き (割付)

  今回の図案 “割付” (青海波や紗綾形のような連続模様) の
  組み合わせの様な図案なので、図案描きがなかなか進まない・・・
  (・・・という事は見た目以上に量があるという事なんだろうか?)

  少々 心配になってきた 仙人であった。     チャンチャン!

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2010年03月09日 Posted by 染師 麗 at 00:11仕業中

雛形から本図案へ

  やっと次なる図案のキッカケがつかめたような・・・
  が、しかし ラフ描きでは良かったんだけど 実際にシッカリした
  図案を描き始めると ドえりゃ~時間が掛かる・・・

  今年もまた ギリギリまで制作してるようだ・・・

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2010年03月06日 Posted by 染師 麗 at 22:04仕業中

手熨し (てのし)

さて、清正公 (加藤清正の事を熊本の方々はこう呼ぶ) のタペストリーも無事 蝋取り、蒸し、ドライが終わり
最後の仕上げの工程 “水元” をする。   
この後、着物や帯などは “湯熨し(ゆのし)” といって生地幅を整える工程に入れるんだけど (オレは外注)
暖簾などの広幅の生地になると 湯熨し屋さんの機械の幅では追いつかなくなって 湯熨しが出来なくなるので
(男物の広幅までは充分出来るようですが) 水元の上がった段階で 自分で生地幅を整えてやります。

  ← 水元を終え 生地を絞って張った状態

  生地の縁が 小針を張った跡が残ってデコボコしている。
  このデコボコを 元の白生地の様に真っ直ぐに直してやるんだ。


  ← 凹んだ部分を 両手で引っ張って 小針の張られていた
  凸っぱった部分に合わせてやるんだ。
  絞って張って 生地が未だ濡れてる時に大雑把に一回やって
  更に生地を張りなおして、乾き際に 丁寧にもう一回。
  後は完全に生地が乾くまで、そのまま張って置く。

生地が完全に乾く前に外してしまうと また生地がヨレヨレになってしまうので、完全に乾くまでジッと待つ。
その後 アイロンで最終的な仕上げをやれば、かなり綺麗に上がりますよ。    試してみてチョ!


さて、ドライ・水元(手熨しも)が終ってみると・・・

  
↑ 生地表から                ↑ 生地裏から
生地の表裏では 染料の染み方が 大分違いました。  多分この違いは生地の厚みのせいだと思うんだ。
(生地の厚みのせいで表から置いた蝋が裏に抜けるまでに蝋の多い部分と少ない部分の差が出来てしまう?)

最初の考えでは “彫刻” のような感じに上げたかったのだから 生地表から見た様な感じでいいんだけど、
生地の 表裏 の中間くらいの感じでも 良かったかな?とも思う・・・

今回の仕事は ホントに No gimmick , No trick といった “直球・ド真ん中勝負” といった感じで、
オレも やっと “いっちょ前” の仲間入りが出来た? と思えたかな。    (この世界に入って28年・・・)
マダマダ先の長い 修行の途中の身だけど、これからが楽しみ。     ・・・ってか。    チャンチャン!


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2010年03月02日 Posted by 染師 麗 at 22:33仕業中