蒸し

  鉄媒染 が終わり、当初は竹部を “堰き出し” して
  竹部のみ もう一度 “掛け色” と思っていたけども
  蝋の状態を観ると、やめておいた方が良さそうなので
  そのまま 蝋取り・蒸し・水元 へ。
  その後 ドライ加工 へ京都に送り、当面のDM撮影の
  作品を上げて、また新たな 図案描きに・・・
     染師 麗  INDEX へ  


2014年03月26日 Posted by 染師 麗 at 21:23仕業中

媒染

  蝋による “下準備” が全部終わり いよいよ
  最終工程に掛かる。
  ← 生地全体に 撒き蝋してあるので、淡い鉄で
  媒染しても “きわづき” (染ムラ?) の心配は
  無いので、気分的に 楽。  生地の表裏から媒染。

  普通の “鉄媒染” からすると かなり淡い濃度の
  鉄の媒染液。  普通これ位の濃度で媒染すると
  生地にムラ (きわづき) が出てしまう。
  ← 上の 試し裂は “試し蒸” 済。
  下にある 本チャンの生地も 蒸しをすると
  試し蒸をした裂のような 配色になる予定。
     染師 麗  INDEX へ  


2014年03月25日 Posted by 染師 麗 at 21:54仕業中

蝋調子

  大きな蝋の粒を 削り取ったら 竹部分に
  白蝋を “調子” で置いていきます。
  ← これ位の 細かい蝋の粒なら 蝋筆を
  押し付けるような感じで 溶かしていきます。
  普通に蝋を置いて行ったら、このポチポチとした
  蝋の感じが 微妙に影響してきます。
  蝋筆を良く温めて “ジワ~ッ” といった感じで
  少し時間を掛けて 生地に筆を押し付けて
  蝋の粒粒を溶かしながら 蝋を置いていきます。
  撒き蝋をする段階で マスキングをして 蝋の粒が
  飛んでいなければ、スタコラサッサと蝋を置いて
  行けたのですが、イロイロ工程を考えて こちらの
方法を選びました。   自分的には 今回の方法の方が、良い結果を出せたと思います。

  さて、大きな蝋の粒は削ったつもりでしたが
  良く削れていなかった部分なのか 生地裏に
  ← こんな感じで (写真中央) 影響が残りました。
  生地表は シッカリ溶けているのですが、生地裏は
  筆で押し付けられないので、イマイチ溶けきれて
  いなかったのでしょう。
まぁ、生地裏だし それ程の影響は無いと思うので、このまま仕事を続行。

      染師 麗  INDEX へ  


2014年03月24日 Posted by 染師 麗 at 23:22仕業中

蝋を置く前に

  やっと “撒き蝋” が終わった。  ヘロヘロくん。
  これから 竹部分に 蝋を置いていくのですが、
  撒き蝋の際 竹部分に “マスキング” をして
  いなかったので、蝋がいっぱい飛んでます。
  小さい 蝋の粒 はそれ程 問題にはならない
  のですが、写真中央位の 大きめの蝋の粒は
  蝋を置く際に 影響が出るので 削り取っておいた
  方が賢明かと思います。
  そのまま蝋を置いたら 大きな粒は溶けきらずに
  ポチっとした感じが残ってしまうので、出来るだけ
  削り取って容量を小さくすれば、溶けるのが容易に
  なると思います。   意図が伝わったかなぁ・・・
     染師 麗  INDEX へ  


2014年03月23日 Posted by 染師 麗 at 22:33仕業中

来る日も来る日も・・・

2日もあれば片付くであろうと 甘い予測をしていたら 長期戦の様相・・・


 ↑ これ位では 蝋の撒き方は 少ないです。
勿論 “意図” が有れば別ですが、あまり 撒き蝋 をした事のない方は
ケッコーこれ位で 満足? してしまうというか、これ位で終わってしまいます。


 ↑ これでも上がってみると少ないかもしれません。
ん~ 写真だとイマイチわかりずらいかな・・・
撒き蝋が終わって、その上から染める染料は元の地色 (撒き蝋する前の地色)
より濃く、かなり沢山撒かないと後から染める色に食われてしまいます。

やはり 経験 がモノを言うので? あまり撒き蝋をやった事の無い方は
本チャンをやる前にイロイロと “試し染” をしてみて下さい。

      染師 麗  INDEX へ  


2014年03月21日 Posted by 染師 麗 at 00:03仕業中

撒き蝋

  思いの外 早めに上がった “彩色” でしたが
  “撒き蝋” に掛かったら 遅々として進まず・・・
  張りっぱなしの仕事で前屈みの為、腰の負担は
  メチャ大きいです。  先日、ヒザの水を抜いて
  もらっているので、ヒザはいくらか楽ですが・・・
  いやいや “ジジィ街道 爆進中” ってか!

  ← 当初の考えでは、竹部分を新聞紙か何かで
  マスキングをして、地の部分に 撒き蝋をしようと
  思っていたのですが、マスキングの際の部分が
  イマイチなので、そのまま 撒き蝋をする事に。
   (竹部分は後から “蝋調子” の予定)
  さて、どれ位で片付くのだろう。 少し急がねば・・・
     染師 麗  INDEX へ  


2014年03月19日 Posted by 染師 麗 at 22:23仕業中

彩色

  “彩色” に入り、ボカシたり 垂らし込んだりしながら
  ケッコー 手間の掛かる仕事の割には 思いの外
  スタコラサッサ?と進んで来ている。
  アタリの積もりで引いた糸目が、表裏に引いたのが
  奏功した様でありまして、当面の “友禅” 仕事の
  場面が大きいので、たっぷりと 泣き止め を入れ
  彩色に時間が掛かるところ、少量の泣き止めでの
  彩色なので 割と早く仕事が進んでいるようです。

   染師 麗  INDEX へ  


2014年03月17日 Posted by 染師 麗 at 23:17仕業中

やっと彩色

  仙人様 いよいよ “ジジィ街道 全開バリバリ!”
  昨年暮れ頃から 胃の辺りがイマイチだったので
  内科で薬を出してもらうが改善せず、胃カメラ。
  1ヶ月程前からヒザが痛み、本日 水 を抜く。
  仕事柄 あぐらをかいて 前屈みなので、負荷が
  大きいとは言われましたが・・・   ボロボロ・・・
     染師 麗  INDEX へ  


2014年03月15日 Posted by 染師 麗 at 21:58日々平安

先に地染

  両面から 糸目 を引き終わり 次なる工程に。
  今回は 最初に 地色の一部を作ってしまう。
  渋木 を クロム媒染 して 金茶地 にする。
  (最終的にはこの地色に 撒き蝋 して鉄媒染)
  どうも花粉症デビューしたようで、窓が開けられず
  クロム媒染は 明日へ持越し・・・
     染師 麗  INDEX へ     


2014年03月11日 Posted by 染師 麗 at 21:58仕業中

裏からも

  表面の 糸目 は引き終わったのだが、
  タペストリーなので、裏面からも 糸目を引く。
  生地を裏返して、下から 光 を当てると
  表面の糸目の影になって、裏からも見やすい。
  わら半紙等を間に入れると、光も きつくない。

     染師 麗  INDEX へ  


2014年03月10日 Posted by 染師 麗 at 21:48仕業中