こんな事も・・・

さて、“彩色” に入る前に もう少し・・・

こんな事も・・・  白糸目 (白ゴムのり) の場合はまるで問題ないのですが、
  色ゴムのりの場合 地入れをして水分を含むと ゴムのりの中に
  溶け切れていない染料なのか分からないのですが、写真中央の
  ような感じに染料の粒が溶けてない様だったり、ゴム糊の周りに
  ボワァ~ンといった感じで 泣いたりする事があります。
  今回は 濃い地色・濃い刺し色 なので問題はありませんが
淡い地色だったり、刺し色が淡かったりしたら 注意 が必要です。      とはいうものの・・・ 
特にこれといった予防策も無く、以前糸目を引いてから 一度 “蒸し” をしてから 地入れをしてみたのですが
特に効果はありませんでした。  地色・刺し色・他の変更をするのが一番手っ取り早いようです・・・
何か良い方法を御存知の方がいらっしゃったら、是非教えて下さい。  お願い致します。

さて、話し替わって・・・

こんな事も・・・  地色を染めた後 堰き出し する部分なんですが・・・
  ← 生地裏 に 鉛筆描きで アタリ を残しておくんだけれど
  地色が濃いと そのアタリが 良く分からなくなってしまうので
  揮発地要れ・地入れが済んでから “アタリ” といった感じで
  細く・薄くゴムのりを置いといてやると 地色を染めた後から
  アタリが良く分かり 仕事がやりやすくなります。
これは今回の 試し の時に発見した方法です。   生地表 に影響は無く チョベリグ (古っ!) でした。

野暮用だったり、仕事場に泊まったりで 記事アップが少々遅れてますが まだまだ続く・・・


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2012年02月06日 Posted by染師 麗 at 08:08 │訪問着 “祈り・天”


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