蝋たたき 2 刷毛

さて、ブラシで “たたいた” 第1段でしたが、どうも “蝋の含み” が多く、染料が染みるような
蝋の 薄い部分 があまり出来ず、その上 全体的に蝋が厚くなってしまい これ以上ブラシでたたくと
蝋に “ひび割れ” が出来る可能性があるので、第2段は 試し染 で使った 毛を鋤いた刷毛 を使用。


蝋たたき 2 刷毛  前回たたいた 蝋の隙間 を埋めるような感じで
  刷毛で たたいて行く。  前回のブラシとは違い
  蝋の含みとか、蝋を落とす場所をコントロールし易い。

  ただ、コントロールし易いので “作為的” になり易いかも?


前回の 蝋の隙間 を中心に 刷毛でたたく。

蝋たたき 2 刷毛 → 蝋たたき 2 刷毛

あまり 蝋に厚みが出来ると その部分に “ヒビ” が  入り易くなるので 注意です。

蝋たたき 2 刷毛  今回使用の 刷毛は蝋の含みが少ないので
  生地の裏側からも たたいた方が良さそうでした。

  ← 生地を裏返して、特に表からの 抜け が
  悪い部分を中心にたたいてやる。


蝋たたき 2 刷毛  ← その後 2度目の 彩色。
  蝋の厚みのある部分の “染料の被り” が イマイチ
  良くないようでしたが、今からではどうにもならないので
  この後、蝋をたたいた部分を 蝋伏せして 地染め。



蝋たたき 2 刷毛  一応の工程が済んで、蝋取り・蒸し・水元を終えて。
  まだ、ラインの部分の彩色をしていないけど
  ???と考え込んでしまう。
  試し染をした時と発色が違い、最初のイメージのように
  行ってない。  これはこれで悪くも無いんだけど・・・
  しばらく 放っておいて、次のに掛かる。  やる事 山積。

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2013年04月22日 Posted by染師 麗 at 08:28 │仕業中


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