暗中模索 2

今回の “暗中模索” は、自分が今までやってきた方法とは違うので “自分のメモ” といった感じなので
染をやってない方には チョット 不親切 な記事だと思いますが・・・   ゴメンして!
 (出来るだけの説明はしていくつもりですが・・・)

暗中模索 2  さて、下絵写し も終わり (←こんな感じに線を括って
  写すのを “袋写し” っていうんだ)
  今までのオレの仕事だと ここの部分に蝋を置いて
  仕事を始めるんだけど 今回は この部分を “黒” で
  上げようと考えてるので “表鉛筆” をする。
  下絵写しの時に使用する “アイ花” は大体
  引き染 をすると消えてしまうので

暗中模索 2  後から “あたり” を起こしたい時は 普通 生地の裏側に鉛筆で
  あたりを残しておくんだけど (裏鉛筆っていうんだ)
  今回は最終的に “黒” を刺すので、仕事の効率を考え
  生地の表側に 鉛筆のあたりの残る 表鉛筆 で行く。

  蝋を置く段階では 中色以上の濃度になってるはずなので
  かなり 濃い目に 表鉛筆をした為、ほぼ一日 表鉛筆をやってた。
  ← 表鉛筆終了後 矢車と淡い化学染料のブルーを混ぜた染料を
  引き染して乾いたところ (生地表に鉛筆の跡が残ってる)

暗中模索 2  ← その後 “ふのりボカシ” のような感じで 大雑把に染め分ける。
  (グリーンの染料にのみ ふのり が入ってるので乾きが遅い)

  MEMO
  グリーン : 渋木×アルミ+化学染料・青 (+ふのり)
  ブルー : 化学染料・青+矢車+蘇芳×アルミ

  大雑把とはいえ これも思った以上に時間が掛かる・・・


暗中模索 2  ← 上記が乾いて。

  鉛筆のあたりは分かるけど 染める以前と比べると
  かなり見づらくなってるでしょ。
  表から鉛筆で描いといても これ位なので
  裏鉛筆をアイ花で起こすのでは ほとんど見えない
  (表鉛筆をしといたのが結果奏功した)

暗中模索 2 → 暗中模索 2
白蝋で 調子 で置くので 濃淡が付くんだけど、もう少し “奥行き” を付ける為
乾いた生地に 再度水を引いて (写真左) 少し乾いた時に 濃い目の染料を “垂らし込む”

暗中模索 2  ← 垂らし込みが乾いて。

  (表鉛筆を始めてから ここまでで約二日半)
  いよいよこれから 蝋置きに掛かる。

  自分のメモ なので かなり飛ばしてます・・・
               つ・づ・く



      BLOG INDEX へ




同じカテゴリー(暗中模索・Ash-ra)の記事画像
暗中模索 始末記
暗中模索 6
暗中模索 5
暗中模索 4
暗中模索 3
暗中模索 1
同じカテゴリー(暗中模索・Ash-ra)の記事
 暗中模索 始末記 (2009-09-15 23:45)
 暗中模索 6 (2009-08-22 22:33)
 暗中模索 5 (2009-08-21 00:00)
 暗中模索 4 (2009-08-20 00:00)
 暗中模索 3 (2009-08-19 00:22)
 暗中模索 1 (2009-08-17 09:11)

2009年08月18日 Posted by染師 麗 at 01:01 │暗中模索・Ash-ra


削除
暗中模索 2