ゴムのり・白つぶし 他

色ゴムのりを使っての “糸目” を引き終わって、今回の次の工程 “白つぶし” に入る前に・・・

ゴムのり・白つぶし 他  普通であれば “彩色” をする前に “揮発地入れ” といって
  生地の裏側から揮発油で軽く濡らしてやって、ゴムのりを
  軽く溶かし 生地にゴムのりをくい込ませるんだけど、今回は
  仕事の手順で “松の芯” の部分を少しだけ 彩色。
  小さい場面なので、少々 “泣き止め” を入れての彩色でOK

ゴムのり・白つぶし 他  彩色 が終ったら、次にゴムのりで “白つぶし”

  白つぶし は 蝋などでやってもいいんだけど、この後に
  更に彩色をするので、下からヒーターで炙り 蝋だと溶けてしまうし
  星の細かい細工は蝋ではできないので ゴムのりで白つぶし



糸目は思ってたより早く片付いたけど、白つぶしに時間が掛かりそうだ。
そして、白つぶしが終ったら “揮発地入れ” をするんだけど、その前に・・・


ゴムのり・白つぶし 他  糸目を引いてる時 勿論注意しながらやってるんだけど
  糸目が乾く前に 気が付かずに糸目に触れてしまって
  ← こんな感じに 他の場面を汚してしまったりする事が
  あるんだけど、そんな部分を “揮発地入れ” の前に
  修正? しといてやると、後から地直しする時に楽になる

ゴムのり・白つぶし 他  ゴムのりがくっついて 汚してしまった部分は
  まだ上っ面の部分だけなので
  ← こんな感じで セロテープでもガムテープでも
  粘着性のあるもので 剥がしてやる感じで
  修正しといてやると・・・

ゴムのり・白つぶし 他  最終的に “染” が終った時に “地直し” するのに
  非常に楽になります。 (巧くすれば地直し不要かも)
  この修正をしないで “揮発地入れ” をしてしまうと
  汚れた部分のゴムのりが生地にくい込んで 地直しが
  面倒になってしまうので やっといた方が得策です。


また今日も 白つぶし・・・         “白つぶし” は続く・・・             チャンチャン!



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2010年02月01日 Posted by染師 麗 at 09:54 │訪問着 “李朝の松”


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