蝋取り

染師 麗

2008年12月10日 11:19

どうも オレはセッカチな性分で、仕事に掛かると “早く上がりが観たい・・・” となって
良くも悪くも ガンガン飛ばしてしまうので、その後に “廃人化” してしまう・・・

昨日までで、とりあえず無事に仕事が終ったので、本日 もう ボロボロ・グズグズ・・・

でも、まだ 蝋落とし したり、何やかやと “仮縫い”(これは人にお願い) までしなければならないので
ガソリン切れの オ・ン・ボ・ロ CADELLAC もうひと転がし・・・


  ← 今まで一生懸命置いてきた蝋を取る・・・
    (複雑な心境・・・)

  今回の仕事は 新聞紙 で蝋取りしても
  大丈夫そうなので 楽チン。
  ワラ半紙だと 蝋取りできる面積が少なく
  時間がすごく掛かるんだ。


  
↑ 最終的な 蝋取り 前                ↑ 蝋取り 後


  ← その後 蒸しをして、ドライ前の水元

    “ハイ! お・つ・か!”

  蒸しが終ると “上がり” の大体の見当が付くので
  昨日までの “ワクワク感” が少しづつ消えていく・・・
  そして・・・   現実に直面する



  ← 鉄で媒染すると 生地の表・裏の地色に
  “差” が出る事が多々あるんだ。
  これは、媒染の反応の速度によるものなのか
  何なのか良くわからないんだけど・・・

  まぁ 今回の場合は 着物 なので
  それ程大きな問題では無いんだけど・・・


それよりも、なんか 裏側の色 の方が自分のイメージに近いような感じ・・・?
勿論 表の地色も悪くは無いんだけど・・・      う~ん・・・
何にせよ ドライしなければ次の工程に入れないので、それまで一休み。  また新たな気持ちで。

オンボロ・キャデラック しばし車庫に・・・     廃人暮らしの始まりか・・・?



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