岩転狂仙人　　　　染師　麗

　　未だ　ドライはしてませんが、蝋取り・蒸しを終えて
　　←　こんな感じの上がり。
　　最後の掛け色に　青紫を使ったのが良かったようで
　　涼しげな感じに上がり、まだまだ改良しなければならない
　　ところは多々有りますが、いよいよ　本チャンへ。
　　これから本図案描き。　　　そうとう飛ばさないと・・・・
　　CAPARISON　'17　の展示に間に合うのかなぁ・・・

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　　下地となる　淡いブルーが乾いてから
　　再度　同じような工程を繰り返します。

　　ただ　一度目に置いた蝋の　〝厚み”　があるので
　　二度目は少し強めに擦り付ける様に蝋を置きます。

　　その後　一度目と同じように　全体に
　　撒き蝋　をして、水面にも　撒き蝋をします。
　　（上下写真共に　濃いブルーの部分が蝋のある
　　部分で、淡いブルーの部分が蝋の無い　生地
　　そのままの部分です）

　　前回　試しの試し　の際、深緑を掛け色に
　　したら、上がりが今一つ　ピン！　と来なかったので
　　今回は　青味の紫を瀧部分の掛け色に。
　　瀧の落ち込んでいる部分は、落水に削られて深く、
　　色味も濃いので、紺とグリーンの染め分け。


一応これで　染の工程は終了。　　　この後　蝋取り・蒸し　をして、どんな感じになったかを確認。

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森友・加計・その他諸々の真相も闇の中に葬られちゃう事になりましたね・・・　　まったくね・・・

　　←　これ位の密度で初回の　〝シケ引き”　終了。
　　オレの師匠は、こんな感じで　ザーッ　と、かすれた
　　感じにする仕事を　〝シケ引き”　と呼んでいた。
　　ので、オレも　シケ引き　と呼んでいます。
　　線が細いし白蝋なので、染料がだいぶ被ります。

　　その後　全体的に　しぶきが飛んでるように
　　撒き蝋　をします。　　特に瀧が落ち込んでいる
　　水面部分は少し　多めに。

　　これで最初の地色を染める前の準備は終了。

　　先ずは　下色。
　　化学染料のブルー　に　矢車　を少量混ぜた
　　染料にて　一発目の染を　全体に。

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　　さて今回、主に使用するのは　２種類の刷毛。
　　上は油絵で使うやつらしいんだけど、何に使うのか
　　知りません・・・　　悪しからず。
　　下は普通に売っている刷毛に　鋏を入れて先を
　　ボソボソな感じにしたやつ。　　（自作）

　　上の刷毛に泊蝋を付けてしごいてから
　　生地表面を撫でる様に滑らすと、こんな感じに
　　細い線で　蝋を置く事が出来ます。
　　これで、線に強弱・長短をつけながら全体的に
　　蝋を置いていきます。


　　それだけだと　単調　になってしまうので
　　下の刷毛で　波がしら？　をつけるように
　　アクセントを付けながら　蝋置きしていきます。

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　　試し染　前の　試し染をやって、かなり見当が
　　付いて来たので、本チャン前の試し染に。

　　←　楓の葉を　友禅　して、マイクロワックスで
　　表裏から　白付け　しました。

　　←　瀧壺に落ち込んでいる部分はマイクロワックスで
　　蝋置きして、中心辺りのみ２度置き。
　　波部分は白蝋にて　調子　で置いて、染料を
　　染みさせる。　　　これで下準備　完了！

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　　今回の　試し染　に入る数日前・・・
　　既に試し染の試し染を手掛けているのですが・・・

　　←　とりあえずの工程を終えて、蝋取り・蒸し。

　　どうも　〝ピン”　と来ないなぁ・・・と思っていたら
　　　　　あら不思議！！！

　　逆さまにしたら　なんか良くね？？？
　　瀧壺に落ち込んでいく様な感じがする・・・

　　そういえば　千住博さんもほとんど瀧の上部は
　　描いていないよなぁ。　　　難しいのかも。
　　では、方向修正して　この感じで進めて行こうか。

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　　副業その他に追われ本業がはかどらず・・・
　　←　何かわかりませんよね。
　　仙人様　画が下手でして・・・　　困ったもんだ・・・
　　今回　”瀧”　のタペストリーなど手掛けようかと。
　　仙人様のガサツな性格では　千住博さんの様な
　　荘厳な感じは無理と思われ、もっと瀧を近くから
　　観たような　〝スピード感”　で勝負？しようかと。
　　先ずは試し染からスタート。
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