染って・・・ 2

“ どこを切っても金太郎 ”

さて、 染って・・・1 からの続きなんだけど・・・

前回 チョット難しく?なって終わりましたが、イメージとしては下図のような感じを想像して下さい。

染って・・・ 2

図2 図1のように生地 (織物) の断面を横から見た拡大だと思って下さい。
        その一本の糸が 図3
図3 その一本の糸は多くの繊維を拠り合わせて作ってあるので
        その一本の繊維が 図4
図4 ここまで来ると 染 と 塗 の違いがわかるんだけど
    (あくまでイメージですヨ。決して顕微鏡で見てこうなってるわけじゃ無いです)

染 (染料) というのは 分子レベルで水に溶けて繊維の中に入り込み
その繊維自体が 染まるわけなんですヨ。
  ・・・が
塗 (顔料) の場合水に溶けないため 粒子レベルで (分子とは比べ物にならない大きさ)
それを繊維に、いわば糊のようなもので貼り付けるという感じ。 (繊維にくっついてるという感じ)
   (日本画なんかはモロこれっすよネ)

顔料 の場合大きな 粒子という単位なので安定していて日光などに強いですが
(もちろん顔料の種類とかにもよりますが) 摩擦などには弱いです。
  それに対し
染料 は非常に小さい分子レベルなので安定感に欠け日光とかで退色したりしますが
生地自体が染まってるので、摩擦には粒子より強いです。
(勿論現在 染料 (化学染料) も進歩してきてるし、プリントも顔料・膠着材(糊)も進歩はすごいですが。

     ボチボチお疲れになったッショ!
       今日はこの辺で・・・

染 というのは繊維自体が染まってるので、金太郎飴のように繊維のどこを切っても同じ!

    そんな感じで理解してくれると シ・レ・ウ~!                じゃ!


’09・8 “染っていうのはネ・・・” というプリント創りました。   個展会場で配ろうと思っています。



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2007年12月29日 Posted by染師 麗 at 11:43 │染って・・・


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