続 ・ 白蝋 チューニング

9月中旬だってぇのに 何でこんなに暑いんだ???    今年は異常だなぁ・・・

さて、武蔵野・三鷹のケーブルTV の撮影に先行して 蝋置きをボチボチと始める。

今回 “白蝋” を使用しての 蝋置きなんだけど “チューニング済みの白蝋” が少なくなってきたのと
今回の 蝋置きの場面 が 少々広いので チューニングした 白蝋 をタップリと用意する。

蝋を置く時には 鍋に蝋が 3分の2 位の量 入ってるのが望ましいです。  (最低でも半分以上)
それは、あまり 蝋の量 が少ないと 蝋の温度が安定せず 仕事がしづらいからですネ。
それに 蝋筆が 熱を受けてる鍋底に触れて 傷みやすいって事もあります。

また、今回のように場面が広いと 使用してる蝋鍋の蝋が少なくなった時に足す 同じチューニングの蝋も
用意しておかないと タッチ が変わってきてしまうので 大鍋に用意しておき 減ってきたら 順次補う。

“白蝋のチューニング” に関しての能書きは以前に記してるので こちらから 御覧下さい。

続 ・ 白蝋 チューニング  文章では書いたのだけど、どのようにやってるのか
  写真で オレのやり方をチョット御説明。
  ← 蝋鍋の中にある塊は白蝋 (溶かしてる最中)
  そこへマイクロワックスを 千枚通しなどで削って
  適宜入れていく。 (右に見えるのがワックスの鍋)
  ワックスの融点の方が、白蝋より かなり高いので
  少々煙が出る位まで温度を上げて、良く混ぜる。

続 ・ 白蝋 チューニング  その後、使う分を普段使う 蝋鍋に移して (左半分が使用中)
  使ってるうちに少なくなった分を この残りの蝋で補充する。
    ・・・老婆心ではありますが、
  ← 蝋の種類は見た目で分かりますが、少量混ぜた種類を
  千枚通しなどで記しておくと、後々分かり易いです。 (残った場合)


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2011年09月16日 Posted by染師 麗 at 08:22 │仕業中


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