白蝋起こし

さて、仕事に掛かり始めた 釉美屋京都展 に出品予定の着物でありますが、

いきなり今回のメインの仕事 “白蝋起こし” に掛かる事に。
まぁ、一度 帯を創って経験してるものの 着物は合口があるので、更にキンチョーする・・・


白蝋起こし  ← 白蝋起こし は、順を追って。

  図案を見えるとこに置いて確認しながら。
  今回は背中の合口が、ずっと続くので
  先ずは基になる方を考えながらの蝋置き
  (今回は下前側の背中より仕事を始める)


白蝋起こし  ← 基になる片側が出来たら(下前側)
  そちら側と 蝋の濃淡 を合わせる様に
  (勿論同じには出来ないけど、出来るだけ)
  常に蝋置きの終った片側を気にしながらの仕事。

  (見上げてるのは、上写真で先に蝋置きの終った
  下前側の 蝋の濃淡 を確認している図)

蝋置きの仕事を同じ側でやってないのは、無地場のある部分に もし蝋が垂れてしまった場合
無地場でのゴマカシは大変だけど、蝋のある部分ならゴマカシが利く為なんだ。
  (勿論 蝋は垂らさない様に仕事をしてるんだけど、時たま思わぬハプニングがあるので
   リスクは出来るだけ小さくするように注意しながら)


白蝋起こし  それでなくても広くは無い仙人の仕事場
  ← こんな状況で頑張ってます・・・

  ・・・そんなこんなで、合口等があるので 
  二日は掛かるだろうと考えてた “白蝋置き” だったけど
  一日で出来上がってしまった。
   (タップリ一日だったけど)

一日で出来てしまえば “手” の感じも同じだし、日によっての気温の違いなんかでの影響も違うし
メデタシ・メデタシ!といったところ。   仕事が速くなったのかなぁ・・・ナンチャッテか!


終日 “張りっぱなし” の仕事だったので、本日 腰がゴキゴキ・眼はガチガチ・・・       チャンチャン!



      BLOG INDEX へ



同じカテゴリー(訪問着 “空へ”)の記事画像
“空へ” 上がり
めひき
蝋取り
掛色&垂らし込み
地色創り
 ドライヤーあぶり 下染め
同じカテゴリー(訪問着 “空へ”)の記事
 “空へ” 上がり (2008-12-25 10:30)
 めひき (2008-12-16 10:50)
 蝋取り (2008-12-10 11:19)
 掛色&垂らし込み (2008-12-09 10:01)
 地色創り (2008-12-08 11:33)
  ドライヤーあぶり 下染め (2008-12-06 09:59)

2008年12月05日 Posted by染師 麗 at 10:10 │訪問着 “空へ”

この記事へのコメント
バスクリン湯治をお勧めするよo(^-^)o
一日2回ぐらい ゆっくりゆっくり温まってね!
Posted by まさる at 2008年12月05日 14:05
まさる さん
ども ありがとです。   
最近 眼がコトのほか疲れまして、ブログ友達には不義理をいたしております・・・
風呂に入った時、息を止めて顔をつけていると眼が少々楽になります。
まだ 頑張れば2分半位 顔をつけてられます。 ←変な事を威張る仙人であった・・・
Posted by 染師 麗 at 2008年12月06日 00:13

削除
白蝋起こし