本図案
現在 釉美屋 さんの 京都展に出品する着物、小物の製作中・・・
雛形3点 の中から ↑ コイツに決定! ・・・で、本図案に掛かっている最中。
狭い仕事場は、図案紙でイッパイ
この広げて描いてる図案をですね・・・
↑ こんな感じで身体に巻きつけてみて、着てみた感じをイメージしながら
柄を足したり、削ったりと試行錯誤しながら図案描きに励んでるですよ。
・・・で、とりあえず一度 墨描き。 う~ん・・・ どんなもんだろうねぇ・・・
そんなこんなで 図案描きの毎日・・・ チャンチャン!
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雛形3点 の中から ↑ コイツに決定! ・・・で、本図案に掛かっている最中。
狭い仕事場は、図案紙でイッパイ
この広げて描いてる図案をですね・・・
↑ こんな感じで身体に巻きつけてみて、着てみた感じをイメージしながら
柄を足したり、削ったりと試行錯誤しながら図案描きに励んでるですよ。
・・・で、とりあえず一度 墨描き。 う~ん・・・ どんなもんだろうねぇ・・・
そんなこんなで 図案描きの毎日・・・ チャンチャン!
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裁寸・裁断 下絵写し
いやいや 寒くなってきましたネェ~ 皆さん風邪などひかぬよう御注意下さい。
図案を描き上げたまま いまいちピンと来なかった 釉美屋・京都展 出品用の着物の制作に掛かる。
先週末に買った生地も到着し、先ずは 裁寸・裁断・下絵写し から
← 何度も裁寸して “良しOK” となって
生地にハサミを入れる。
ここで、違った場所を切ってしまったら
取り返しが付かないので、一番キンチョーする工程。
たまに生地がよれて、下に廻り込んだ生地を一緒に
切ってしまう事もあるので (幸いオレはまだ無いけど)
裁断は、特にキンチョーするんだ。
← 裁寸・裁断が終ったら いつものように
先ずは 下絵写し から始める。
着物の場合、図案が大きいので 下絵を写すのが大変。
生地がずれないよう注意しながら・・・
“設計図を写す” という大事な作業なので
この工程も 地味だけど とてもキンチョーする。
← 下絵を写し終えたら それぞれの部分を
実際に合わせてみて再確認する。
素人さんはこの作業をせず 染め上がってから
“ヒエ~柄が合わない!” という事になったりする。
この作業をしてるお陰で、写し忘れを発見したり
柄のズレを見付けたりと 何度も救われてるんだ。
そんな ほんの僅かな事が上がりを左右させるんだ。
・・・といった 見た目は地味なんだけど、重要な仕事を終え 一安心。
後は、上がりに向けて オンボロ・キャデラック をぶっ飛ばすだけ。 イ・ク・ジェ!
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図案を描き上げたまま いまいちピンと来なかった 釉美屋・京都展 出品用の着物の制作に掛かる。
先週末に買った生地も到着し、先ずは 裁寸・裁断・下絵写し から
← 何度も裁寸して “良しOK” となって
生地にハサミを入れる。
ここで、違った場所を切ってしまったら
取り返しが付かないので、一番キンチョーする工程。
たまに生地がよれて、下に廻り込んだ生地を一緒に
切ってしまう事もあるので (幸いオレはまだ無いけど)
裁断は、特にキンチョーするんだ。
← 裁寸・裁断が終ったら いつものように
先ずは 下絵写し から始める。
着物の場合、図案が大きいので 下絵を写すのが大変。
生地がずれないよう注意しながら・・・
“設計図を写す” という大事な作業なので
この工程も 地味だけど とてもキンチョーする。
← 下絵を写し終えたら それぞれの部分を
実際に合わせてみて再確認する。
素人さんはこの作業をせず 染め上がってから
“ヒエ~柄が合わない!” という事になったりする。
この作業をしてるお陰で、写し忘れを発見したり
柄のズレを見付けたりと 何度も救われてるんだ。
そんな ほんの僅かな事が上がりを左右させるんだ。
・・・といった 見た目は地味なんだけど、重要な仕事を終え 一安心。
後は、上がりに向けて オンボロ・キャデラック をぶっ飛ばすだけ。 イ・ク・ジェ!
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白蝋起こし
さて、仕事に掛かり始めた 釉美屋・京都展 に出品予定の着物でありますが、
いきなり今回のメインの仕事 “白蝋起こし” に掛かる事に。
まぁ、一度 帯を創って経験してるものの 着物は合口があるので、更にキンチョーする・・・
← 白蝋起こし は、順を追って。
図案を見えるとこに置いて確認しながら。
今回は背中の合口が、ずっと続くので
先ずは基になる方を考えながらの蝋置き
(今回は下前側の背中より仕事を始める)
← 基になる片側が出来たら(下前側)
そちら側と 蝋の濃淡 を合わせる様に
(勿論同じには出来ないけど、出来るだけ)
常に蝋置きの終った片側を気にしながらの仕事。
(見上げてるのは、上写真で先に蝋置きの終った
下前側の 蝋の濃淡 を確認している図)
蝋置きの仕事を同じ側でやってないのは、無地場のある部分に もし蝋が垂れてしまった場合
無地場でのゴマカシは大変だけど、蝋のある部分ならゴマカシが利く為なんだ。
(勿論 蝋は垂らさない様に仕事をしてるんだけど、時たま思わぬハプニングがあるので
リスクは出来るだけ小さくするように注意しながら)
それでなくても広くは無い仙人の仕事場
← こんな状況で頑張ってます・・・
・・・そんなこんなで、合口等があるので
二日は掛かるだろうと考えてた “白蝋置き” だったけど
一日で出来上がってしまった。
(タップリ一日だったけど)
一日で出来てしまえば “手” の感じも同じだし、日によっての気温の違いなんかでの影響も違うし
メデタシ・メデタシ!といったところ。 仕事が速くなったのかなぁ・・・ナンチャッテか!
終日 “張りっぱなし” の仕事だったので、本日 腰がゴキゴキ・眼はガチガチ・・・ チャンチャン!
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いきなり今回のメインの仕事 “白蝋起こし” に掛かる事に。
まぁ、一度 帯を創って経験してるものの 着物は合口があるので、更にキンチョーする・・・
← 白蝋起こし は、順を追って。
図案を見えるとこに置いて確認しながら。
今回は背中の合口が、ずっと続くので
先ずは基になる方を考えながらの蝋置き
(今回は下前側の背中より仕事を始める)
← 基になる片側が出来たら(下前側)
そちら側と 蝋の濃淡 を合わせる様に
(勿論同じには出来ないけど、出来るだけ)
常に蝋置きの終った片側を気にしながらの仕事。
(見上げてるのは、上写真で先に蝋置きの終った
下前側の 蝋の濃淡 を確認している図)
蝋置きの仕事を同じ側でやってないのは、無地場のある部分に もし蝋が垂れてしまった場合
無地場でのゴマカシは大変だけど、蝋のある部分ならゴマカシが利く為なんだ。
(勿論 蝋は垂らさない様に仕事をしてるんだけど、時たま思わぬハプニングがあるので
リスクは出来るだけ小さくするように注意しながら)
それでなくても広くは無い仙人の仕事場
← こんな状況で頑張ってます・・・
・・・そんなこんなで、合口等があるので
二日は掛かるだろうと考えてた “白蝋置き” だったけど
一日で出来上がってしまった。
(タップリ一日だったけど)
一日で出来てしまえば “手” の感じも同じだし、日によっての気温の違いなんかでの影響も違うし
メデタシ・メデタシ!といったところ。 仕事が速くなったのかなぁ・・・ナンチャッテか!
終日 “張りっぱなし” の仕事だったので、本日 腰がゴキゴキ・眼はガチガチ・・・ チャンチャン!
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ドライヤーあぶり 下染め
前日 思わずも一日で終った “蝋置き(白蝋起こし)” だったんだけど、
眼・腰に “ジジィ性ダメージ” が残り ユル~ク お昼頃から ボチボチと仕事に掛かる・・・
本日、最初の仕事。 必殺技! ドライヤーあぶり!
← ドライヤーの 熱風 で蝋を溶かし
蝋のエッジを柔らかくしてやるんだ。
前回、着物を染める前の 試しに染めた帯 が
なかなか良い感じに染まったので
もう少し工夫しながらドライヤーで蝋を溶かしてやる。
→
↑ “白蝋起こし” をした状態 ↑ ドライヤーであぶってやった後
蝋の 厚い部分 の “エッジ” がドライヤーの熱で溶けて “カチッ” とした感じではなく
“ボヤ~ッ” とした感じになる。 (だいぶペタ~っとした感じ)
今回の着物は “狼煙(のろし)” のような煙のイメージなので、こんな感じが良さそう。
唯、全体的に 同じように 蝋を溶かしたのでは面白くないので
かなり溶かして ペタ~ッ とした部分と、幾分 エッジ の残ってる部分を 適度に混ぜながら仕事を進める。
この必殺技、一見簡単そうなんだけど “蝋の溶け始め” の見極めに少々コツ?がいるんだ。
ベタ~ッ とさせてしまうのなら 特に気を使う必要は無いんだけど、
やや エッジ を残しながら 溶かすような場合、溶け始めの 少し前にドライヤーを外さないと
思ってる以上に 蝋が溶けていってしまうので 注意が必要なんだ。
(自分で染をやってる人 が居たら面白いと思うのでやってみてネ!)
さて、当初の計画では 地色は “少々青味の銀鼠” と思ってたんだけど いまいちピンと来ずに放って置いた。
・・・で、美術館めぐりをしてる間に ハタと思いついた “青磁” に決定!
(今回は少々 化学染料の御世話になりそうだ・・・)
← 先ずは、ベースとなる下地を染める。
薄めの 矢車 に、青味が出るように
ヘマチン をほんの少々混ぜて 引き染。
(下地の段階では、まだ天然染料オンリー)
・・・そして・・・
← 染料が乾いたら 次は 鉄媒染
鉄で 媒染 してやると どの染料も
色が 暗い方向に 落ちていくんだ。
だから 中色より薄めの地色の場合は
染料 も 媒染剤 も幾分 薄めでの使用。
引き染が終ってからも “半乾き” になる位まで
蝋の上の染料を 摺り込んでやる ように
しばらく面倒を見てやるんだ。
2~30分も経てば染料も落ち着くので
その間 面倒を見てやると 上がりも違ってくるよ。
とりあえず、ベースになるところまでは辿り着いた。 これからが正念場。 じゃ!
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眼・腰に “ジジィ性ダメージ” が残り ユル~ク お昼頃から ボチボチと仕事に掛かる・・・
本日、最初の仕事。 必殺技! ドライヤーあぶり!
← ドライヤーの 熱風 で蝋を溶かし
蝋のエッジを柔らかくしてやるんだ。
前回、着物を染める前の 試しに染めた帯 が
なかなか良い感じに染まったので
もう少し工夫しながらドライヤーで蝋を溶かしてやる。
→
↑ “白蝋起こし” をした状態 ↑ ドライヤーであぶってやった後
蝋の 厚い部分 の “エッジ” がドライヤーの熱で溶けて “カチッ” とした感じではなく
“ボヤ~ッ” とした感じになる。 (だいぶペタ~っとした感じ)
今回の着物は “狼煙(のろし)” のような煙のイメージなので、こんな感じが良さそう。
唯、全体的に 同じように 蝋を溶かしたのでは面白くないので
かなり溶かして ペタ~ッ とした部分と、幾分 エッジ の残ってる部分を 適度に混ぜながら仕事を進める。
この必殺技、一見簡単そうなんだけど “蝋の溶け始め” の見極めに少々コツ?がいるんだ。
ベタ~ッ とさせてしまうのなら 特に気を使う必要は無いんだけど、
やや エッジ を残しながら 溶かすような場合、溶け始めの 少し前にドライヤーを外さないと
思ってる以上に 蝋が溶けていってしまうので 注意が必要なんだ。
(自分で染をやってる人 が居たら面白いと思うのでやってみてネ!)
さて、当初の計画では 地色は “少々青味の銀鼠” と思ってたんだけど いまいちピンと来ずに放って置いた。
・・・で、美術館めぐりをしてる間に ハタと思いついた “青磁” に決定!
(今回は少々 化学染料の御世話になりそうだ・・・)
← 先ずは、ベースとなる下地を染める。
薄めの 矢車 に、青味が出るように
ヘマチン をほんの少々混ぜて 引き染。
(下地の段階では、まだ天然染料オンリー)
・・・そして・・・
← 染料が乾いたら 次は 鉄媒染
鉄で 媒染 してやると どの染料も
色が 暗い方向に 落ちていくんだ。
だから 中色より薄めの地色の場合は
染料 も 媒染剤 も幾分 薄めでの使用。
引き染が終ってからも “半乾き” になる位まで
蝋の上の染料を 摺り込んでやる ように
しばらく面倒を見てやるんだ。
2~30分も経てば染料も落ち着くので
その間 面倒を見てやると 上がりも違ってくるよ。
とりあえず、ベースになるところまでは辿り着いた。 これからが正念場。 じゃ!
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地色創り
ここまで快調に飛ばしてきた制作だったんだけど、ここでチョット スローダウン。
まぁ、大部分を占める “地色” の事なので 焦らず時間を掛けて・・・
今回の 着物 の地色に考えてる “青磁” なんだけど、これは勿論 陶磁器の 青磁 から来てるんだけど
オレが師匠の元にお世話になり始めた頃 師匠から聞いた話で、この 青磁 という色は
皇帝が陶工に (詳しくはうろ覚えなんだけど) “この曇った空の色を写せ” と命令して
“創らせた色” だったって言う話を聞いた事があるんだ。 なんか 雄大 で ロマン がある話だよネェ。
制作する前 いまいち ピン と来ないで しばし放ってあった図案だったんだけど、美術館めぐりをしてる
移動の途中で ふと空を見て、この事を思い出して、地色を変えるだけで GO! になったんだ。
← さて、ベースとなる 銀鼠 は出来ているので
青磁 になるように 掛色 を創る。
天然染料では青系の色が窮めて少ない上に
今回は 鉄媒染をしてるので、化学染料のお世話になる。
矢車 に 化学染料 を少しづつ混ぜながらの 掛色創り。
たまに 気になった色 をカットして試し蒸し。
← “掛色” も出来て、染に入る前に
もう一度 ドライヤーあぶり をする。
最初に染めた 銀鼠 と今回 上から染める
ミントグリーン の色のピークを 蝋を溶かす事で
微妙にずらして 深み を持たせてやろうと考えてるんだ。
(果たして“上手く行く”かは別として・・・)
← とりあえず 染め終えて。
まだ、乾いてないんだけど 今のところ
なんか いい感じ! っぽい。
この “ワクワク感” を味わいたいが為に
“モノ創り” を続けているのかもしんない。
・・・さて、乾いた生地は カッチョイイ色 に成ってますでしょうか? 心配だけど楽しみ!
もう、眼はガチガチ・身体ゴキゴキ・・・ 本日も昼出勤になってしまった・・・ いってきま~す!
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まぁ、大部分を占める “地色” の事なので 焦らず時間を掛けて・・・
今回の 着物 の地色に考えてる “青磁” なんだけど、これは勿論 陶磁器の 青磁 から来てるんだけど
オレが師匠の元にお世話になり始めた頃 師匠から聞いた話で、この 青磁 という色は
皇帝が陶工に (詳しくはうろ覚えなんだけど) “この曇った空の色を写せ” と命令して
“創らせた色” だったって言う話を聞いた事があるんだ。 なんか 雄大 で ロマン がある話だよネェ。
制作する前 いまいち ピン と来ないで しばし放ってあった図案だったんだけど、美術館めぐりをしてる
移動の途中で ふと空を見て、この事を思い出して、地色を変えるだけで GO! になったんだ。
← さて、ベースとなる 銀鼠 は出来ているので
青磁 になるように 掛色 を創る。
天然染料では青系の色が窮めて少ない上に
今回は 鉄媒染をしてるので、化学染料のお世話になる。
矢車 に 化学染料 を少しづつ混ぜながらの 掛色創り。
たまに 気になった色 をカットして試し蒸し。
← “掛色” も出来て、染に入る前に
もう一度 ドライヤーあぶり をする。
最初に染めた 銀鼠 と今回 上から染める
ミントグリーン の色のピークを 蝋を溶かす事で
微妙にずらして 深み を持たせてやろうと考えてるんだ。
(果たして“上手く行く”かは別として・・・)
← とりあえず 染め終えて。
まだ、乾いてないんだけど 今のところ
なんか いい感じ! っぽい。
この “ワクワク感” を味わいたいが為に
“モノ創り” を続けているのかもしんない。
・・・さて、乾いた生地は カッチョイイ色 に成ってますでしょうか? 心配だけど楽しみ!
もう、眼はガチガチ・身体ゴキゴキ・・・ 本日も昼出勤になってしまった・・・ いってきま~す!
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